Web運用から始めるDX “攻めの運用”へ踏み出すために
執行役員 安井 公平Web担当者こそ、DXの主役
Webサイトの運用に携わる皆さまは、日々多岐にわたる業務に取り組まれていることでしょう。
CMSでの更新作業、関係部署との調整、KPIレポート作成など、そのすべてが重要な業務です。
しかし今、企業に求められているのは「滞り無く更新を行うこと」だけではなく、Webを通じて顧客体験を高め、事業を前進させる運用を行うこと、そのための体制の構築です。
その変革の第一歩として注目されているのが“Web運用から始めるDX”という考え方です。
DXの本質は「業務改革」──ツールだけでは変わらない
DXというと、AIやRPA、データ活用といったテクノロジーに注目が集まりがちですが、実際の現場で成果を出すには「人」と「業務プロセス」に目を向ける必要があります。
属人化や煩雑な業務フロー、ドキュメント不備、継続性の不安。こうした課題を放置したままでは、どれほど高性能なツールを導入しても定着せず、成果にはつながりません。
Web運用DXを実現する4つのアプローチ
1. 業務を見える化する(アセスメント)
まず必要なのは、現状の業務を可視化すること。「誰が・何を・どのように行っているのか?」を整理し、ムダや属人化を洗い出すことで、改善の起点が明確になります。
2. 支援体制を柔軟に設計する(業務支援)
属人化を防ぎ、一定の品質を保ちながら業務を分担するには、社内の人的リソースや経験則では対応が難しい場面もあります。当社では定型・非定型に対応できる体制で、更新業務はもちろん、改善提案やディレクションの支援が可能です。
3. 自動化を取り入れる(AI + RPA活用)
Google Analyticsのデータ取得やCMS操作、画像生成など、AI + RPAで効率化できる業務は多く存在します。業務量を減らし、Web担当者の「考える時間」を増やすことこそが、DXの成果の一つです。
コラム「Webサイト運用の未来:AIと自動化による効率化」も合わせてご覧ください。
4. 常駐・オンサイトご支援(社内に“もう一人の担当者”を)
スピード感や社内調整力が求められる場合は、常駐型支援が効果的です。「Web運営事務局」として、要件調整から品質管理までを一貫して担うことで、現場負担の軽減につながります。リモートによるニアショア体制での運営ご支援も可能です。
改善に向き合う時間をつくることが、未来を変える
「改善に取り組みたいが、時間が取れない」。これは多くのWeb担当者が抱える共通の悩みです。そのままでは、日々の業務は回っても、ビジネスを前に進めることは難しいかもしれません。
Web運用からDXを始めることは、小さな現場改善からはじまり、やがて組織全体の変革につながります。私たちは、現場に寄り添いながらその変革をともに進めていきたいと考えています。
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