第13回Webグランプリのアクセシビリティ賞が発表
エグゼクティブ・フェロー 木達公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構が、11月19日付で第13回Webグランプリのアクセシビリティ賞を発表していました(第13回Webグランプリ アクセシビリティ賞、審査委員特別貢献賞を発表! | 公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構のプレスリリース)。
受賞サイトは、以下のとおりです。
- グランプリ
- 中外製薬 創業100周年サイト(中外製薬株式会社)
- 優秀賞
-
- 野村不動産株式会社 公式ウェブサイト(野村不動産株式会社)
- 竹中庭園緑化(株式会社竹中庭園緑化)
- 日ハム式 たんぱく質未来マップ(日本ハム株式会社)
- 集英社 2026年度 採用サイト(株式会社集英社)
- 東急・東急電鉄公式サイト(東急株式会社)
私は昨年に引き続き、専門家審査委員の一人として、アクセシビリティ賞の二次審査に参加をさせていただきました。受賞されたサイトの関係者の皆様、おめでとうございました。
ところで専門家審査委員のあいだでは、審査を担当したいずれのサイトもアクセシビリティ品質が概ね高く、サイト間で差が縮まっている(それだけ審査が難しくなっている)といった声が聞かれました。
これは私自身も感じるところであり、たいへん素晴らしい前向きな状況と認識していますが、アクセシビリティ賞の審査方法については何かしら、見直しが必要な時期を迎えつつあるのかもしれません。
個人的には、以前『Webアクセシビリティへの取り組みで問われるべきは「成熟度」』というコラムを書きましたけれども、サイトのアクセシビリティのみならず、組織がどれだけ継続性をもってアクセシビリティの改善に取り組まれているか、そういった点も審査の対象にできないものかと、思案しています。