Search Console、所有者登録を自動で行うアップデート
アナリスト 深堀Google アナリティクスのユーザー管理者権限について
Google アナリティクスの権限は種類があり、閲覧だけできる権限、編集できる権限、ユーザーの追加や削除できる権限...といった風にレベル別で細かく指定ができます。さらにアカウント/プロパティ/ビューごとに権限指定できるため細やかな運用が可能となるのですが、とりあえず最上位レベルの権限を付与しておけばすべての作業において支障をきたすことなく行えるようになるため、「ユーザー管理者権限を付与されている関係者、部外者」としてのユーザーアカウントも多く存在しているかと思います。
Search Consoleにおける所有者権限の取得方法
管理しているサイトをSearch Consoleで解析する際は通常、そのサイトの所有者であることを証明するため、Search Console上で一定のプロセスを経て所有者となる必要があります。具体的には、
- サイトのルートなどに指定されたファイルをアップロードする
- Google アカウントと紐付けられているGoogle タグマネージャのスニペットを対象サイトに実装する
- Google アカウントと紐付けられているGoogleアナリティクスのトラッキングコードを対象サイトに実装する
...等の方法で所有者権限を獲得することができます。
Search Consoleが所有者登録を自動で行うアップデートを施行
旧来上記のようなステップを経て所有者確認を行っていましたが、直近のアップデートによりGoogle アナリティクスで対象アカウントの管理者権限を所有しているユーザーであれば、所有者確認を行っていなくても自動でSearch Consoleの権限が順次付与されるようアップデートされています。
面倒な所有者確認を行わず権限付与されるのは便利ですが、一方で意図しないユーザーに権限が付与されることも考えられます。サイト管理者の方はこの機会に、Google アナリティクスやSearch Consoleなどの閲覧や編集を誰が行えるようになっているのか、棚卸ししてみてはいかがでしょうか?