Google Chrome 136が安定版に
エグゼクティブ・フェロー 木達検品に用いている主要ブラウザのアップデートについてお知らせします。
Google Chrome 136が安定版になり、デスクトップ版ChromeでWindowsとmacOS向けには136.0.7103.48/49、Linux向けには136.0.7103.59がリリースされました(Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop)。
本バージョンでは、:visited
セレクタを用いたCSSスタイルの適用について、変更が加えられています。これは、どのリンク先が閲覧済みかが漏洩するのを防ぐことを目的としており、詳細は:visited のプライバシー保護を強化で解説されています。
また、本バージョンのDevToolsにおいては、「パフォーマンス」パネルが改善され、表示パフォーマンス上の課題がわかりやすくなっています。個人的には、font-display
プロパティでフォント表示を改善した場合の効果(「推定される短縮時間」)が提示されるようになった点が、とくにありがたいと思いました。
このアップデートにはほかにも数多くの修正(セキュリティに関する修正については8件)と改良が含まれています。開発者向けの情報はChrome 136 の新機能にまとまっています。DevToolsの変更点については、Chrome 136 の DevTools の新機能をご覧ください。
次のメジャーバージョン、Chrome 137のリリースは、Chromium Dashによると2025年5月27日の予定のようです。