インターネット視聴デバイスの変化と動画

映像部 竹島

ネット資料率調査や分析をおこなうニールセン発表の「2015年のインターネットサービス利用者数ランキング」によると、WebサイトのPCからの利用者は減少傾向にあり、GoogleやYahoo!といった検索サイトでは、スマートフォンからの利用者のほうが月平均で約1000万人~2000万人も上回っているようです。

また、YouTubeの閲覧について、PC・スマートフォンを合わせると、月平均で約5260万人の利用があり、視聴時間帯のピークは夜8時~10時であるとのことです。「TV離れ」が進んでいるということでしょうか。

今後、スマートフォンでの動画閲覧数が増えていくかもしれませんが、PCで閲覧する動画と、スマートフォンで閲覧する動画は同じものでよいのでしょうか。

スマートフォンユーザーをターゲットとした動画制作においては、尺はもちろんのこと、テロップや字幕での内容フォローや、スクリーンサイズに適した画面構成など、いくつかのポイントがあるので、現在のようにPCもスマートフォンも同じコンテンツを掲載する流れから、それぞれに適した手法での制作が多くなっていくかもしれません。

そしてIoTやウェアラブルデバイスの多様化が進むと、それぞれのスクリーンに適した制作手法が求められるとともに、ますます映像の価値観が変化していくのかもしれません。