2018年版Webグローバリゼーション・レポートカードより上位25サイトを発表

(この記事は、2018年2月8日に公開された記事「The top 25 websites from the 2018 Web Globalization Report Card」の日本語訳です。)

2018年版Webグローバリゼーション・レポートカードの完成をお知らせすることができ、私はとても嬉しく思います。これは、私が手がけたレポートの中で最も野心的なものであり、新しいものから確立されたものまで、Webサイトのグローバル対応におけるベストプラクティスにスポットを当てたものです。

何はさておき、同レポートから上位25サイトをご覧ください:

上位25サイト:1.Wikipedia 2.Google 3.NIVEA 4.Microsoft 5.Adobe 6.Facebook 7.Booking.com 8.Philips 9.Hotels.com 10.Nestlé 11.Cisco Systems 12.Intel 13.Jehovah's Witness 14.IKEA 15.Church of Jesus Christ of Latter-day Saints 16.Pampers 17.Nikon 17.BMW 18.3M 20.Coca-Cola 21.Nissan 22.Starbucks 23.Hitachi 24.American Express 25.Canon

このBlogの読者の皆さんなら、首位がGoogleからWikipediaに取って代わられたことにお気づきでしょう。298もの言語をサポートしているほか、過去1年のあいだにグローバルナビゲーションを改善してきたことが、Wikipediaに首位の座をもたらしました。またWikipediaは、ユーザーからの完全な支持を通じ、インターネット上には言語サポートのニーズが膨大にあることを示しています。そのようなニーズに応えている企業は、まだ少数です。

Googleはグローバルナビゲーションに改善の余地があり、それはFacebookも同様です。

上位25サイトでほかの注目に値するポイント:

  • PampersNestléのような消費者向け商品を扱う企業のランクインは、技術産業に属さない企業であってもWebサイトのグローバル化に必要なスキルの改善に前向きに取り組んでいることを示す、良い兆候です。
  • 上位25サイトのサポート言語数の平均は80以上に及びます(昨年の54から増加)。ただし、この平均値には、サポート言語数の膨大な少数のWebサイトが影響していることに注意が必要です。
  • GucciRalph Laurenといったラグジュアリーブランドは、Webサイトのグローバル化に後れを取り続けており、サポート言語数の少なさや不十分なローカライゼーションに後れがあらわれています。
  • 全150ブランドで、サポート言語数の平均は32でした。

レポートカードは、先進的なグローバルブランドや世界的な大企業、20以上の業種にわたり全150社を対象に調査を行って得られたデータに基づきます。その多くを私は10年以上前から調査してきたわけですが、何が有効で何がそうでないかといった知見を共有でき、嬉しく思います。

今後数週間、数カ月にわたって、皆さんとレポートの内容を共有していきます。レポートについてご質問があれば、お知らせください。

上位25サイトにランクインした企業、ならびに各社で長きにわたりWebサイトのグローバライゼーションを推進された担当者の皆さんに、賛辞を贈ります。

2018年版Webグローバリゼーション・レポートカード

Information

書籍「グローバルWebサイト&アプリのススメ」

米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」より、グローバルサイトWebサイト運用に関する記事を翻訳してお届けします。

ミツエーリンクスのグローバルWebサイトソリューション

グローバルビジネスを支えるWebサイトにグローバルスタンダードな品質を提供する、各種サービスをご紹介します。