グローバルに進出し始めたMailchimp(そして新米が犯しがちな過ち)

(この記事は、2021年6月23日に公開された記事「Mailchimp begins going global (and makes a few rookie mistakes)」の日本語訳です。)

私はMailchimpのユーザーであり、最近になって以下に示すヘッダーに興味を引かれました:

Mailchimpのサイトのヘッダー。英語で「This page is now available in other languages. Pick one!」と書かれています

リンクをたどったところ、以下に示す5つの言語が提示されました:

English、Español、Français、Português、Deutschの5言語のラベル

言語の選択肢がたくさんあるわけではありませんが、しかしこれは始まりに過ぎません。

ゲートウェイをあらわす汎用的なアイコンが使われているの見て、私は嬉しく思いました:

汎用的な地球のアイコン

興味を持った私は、ドイツからアクセスした人が目にすることになるであろう、ドイツ向けのWebサイトを訪れました:

ドイツ向けサイトのヘッダー。ドイツ語でメッセージが書かれています

ヘッダーにあるメッセージで好ましくない点があることにお気付きですか?

ドイツ向けのサイト上で、ドイツ語で書かれたメッセージを理解できる人が、どうして言語を変更する必要があるでしょう? もちろん、別の言語を好む人もいるかもしれませんが、メッセージを理解するにはドイツ語をある程度は読める必要があります。

そういうわけで、メッセージには改善の余地があります。奇妙なことに、地球のアイコンも消えてしまっています。

地球のアイコンは、言語を問わず機能する視覚的なインジケーターです。ユーザーは、グローバルゲートウェイメニューを見つけるのに、それをクリックすれば良いことを知っています。少なくともMailchimpは、すべての言語切り替えヘッダーで、地球のアイコンを採用すべきです。

また、常設の(固定された)グローバルゲートウェイのメニューは、以下に示すようにフッターに埋もれたままです:

フッターにあるグローバルゲートウェイ(言語切り替え)

良いニュースもお知らせしておくと、Mailchimpはナビゲーション目的で国旗を使用していません。これだけでも、第一歩にしては上出来です。

私はMailchimpが異なる言語圏へと進出し始めるのを見て、ワクワクしています。また、このサイトを毎年発行しているレポートカードに含めるかもしれません。

追伸:7月27日に開催される、グローバルナビゲーションのベストプラクティスについての講座で、ぜひご一緒ください。

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書籍「グローバルWebサイト&アプリのススメ」

米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」より、グローバルサイトWebサイト運用に関する記事を翻訳してお届けします。

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