Webアクセシビリティの日本工業規格であるJIS X 8341-3は2度の改正を経て、国際規格(ISO/IEC 40500:2012)にもなったWCAG 2.0との一致規格となりました。しかしながら、その規格書や公的機関向けの指針である「みんなの公共サイト運用ガイドライン」は担当者には敷居が高く、対応が難しいと思われていることも少なくないようです。

一方、高齢化社会や技術の進化、スマートフォンやタブレットの普及を代表としたWeb閲覧のためのデバイスの多様化により、Webアクセシビリティの重要性は以前よりもさらに増してきており、もはやアクセシビリティはWebサイトにおける重要な品質の一つであるといえます。

そこで、「JIS X 8341-3対応」では、規格を熟知した専門家が、現状把握から「ウェブアクセシビリティ方針」の策定、Webサイト構築、試験結果の公開まで、あらゆる側面において、またその一部だけでも費用や期間に応じ柔軟にサポートいたします。

特長

JIS X 8341-3:2016に準拠(適合レベルAまたは適合レベルAA)することを目標とし、その達成に必要な取り組みについて、企画から、設計・実装、試験、運用の各段階で支援いたします。

「みんなの公共サイト運用ガイドライン(2016年版)」対応

国および地方公共団体をはじめとする公的機関においては、「みんなの公共サイト運用ガイドライン」をもとにJIS X 8341-3対応を進めていくことが望まれます。

運用ガイドラインの内容に関するご説明から、担当サイトの現状分析、スケジュール策定の支援など、これから具体的な対応を開始しようという段階からでも支援いたします。

ウェブアクセシビリティ方針策定・公開支援

JIS X 8341-3:2016対応の第一歩は「ウェブアクセシビリティ方針」の策定から始まる、といっても過言ではありません。対象範囲や目標とする達成等級の選定など、対応を始めるにあたって、重要な要素の決定をサポートいたします。

必要に応じて現状把握のための検証や、方針策定後の仕様書の策定支援、また方針策定段階でWebアクセシビリティの基本を理解していただくための社員・職員研修も対応可能です。

サイト構築支援

方針が決まっていても、その方針を理解し、実際に設計、実装ができなければ意味がありません。当社ではアクセシビリティ部門と制作部門が連携し、正しい理解のもと、方針に応じたサイト構築が可能です。

また、構築時に十分な検証を実施することで、試験時に問題が発生することを極力少なくします。

なお、当社では「ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン (WCAG) への標準対応」を実施しておりますので、達成基準が同等となるJIS X 8341-3:2016につきましても、新規構築の際には標準でレベルA相当の対応をいたします(動画/音声やPDF、動的ファイルの対応、および試験の実施は別扱いとなります)。

試験および試験結果公開支援

「JIS X 8341-3:2016に準拠する」ためには試験結果の公開が必須となります。試験の実施から、結果公開のためのページ作成まで、当社内ですべて対応することが可能です。

運用支援

「みんなの公共サイト運用ガイドライン」でも述べられていますが、継続的な検証と改善が重要です。

当社では、運用の担当者が利用できるガイドラインやチェックシートの策定、チェックツールを活用した定期的な検証、ユーザー評価、社員・職員研修など、リニューアル時だけではなく、今すぐ、またリニューアル後にも活用できるさまざまな対策を提供いたします。

PDF、動画ファイル、JavaScriptのアクセシビリティ対応

JIS X 8341-3:2016の対象はHTMLファイルだけではありません。PDFや動画ファイル、JavaScriptによる動的な要素なども対象となります。当社ではHTMLファイル以外についてもお客様の状況に応じ、最適な対応方法をご提案、実施することが可能です。

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