グローバルゲートウェイで国旗を避けるべき理由:Fliteの場合

(この記事は、2023年5月10日に公開された記事「Taking Flite: Another reason to avoid flags on your global gateway」の日本語訳です。)

まずはじめに、このデバイスはとても格好良く見えます。海もまた、ちょうど今まさに私を誘っているかのようです。

Fliteのサイトのスクリーンショット

しかし、FliteのWebサイトを見ていると、右上にあるアメリカ国旗が気になって仕方ありません。グローバルゲートウェイの設置場所としては、完璧なのですが。

「North America」というラベルの右横に表示されているアメリカ国旗

それにしても、北米(North America)にも国旗があったとは知りませんでした。果たしてこの見せ方に、カナダ人は納得するでしょうか。

もし私がカナダに住んでいたとして、南に隣接するアメリカと同じ送料が適用されるでしょうか?私が調べた限り、そうではありません。

ではなぜ、北米というラベルにアメリカ国旗を並べているのでしょう?

正直なところ、わかりません。ゲートウェイをクリックしメニューを展開したところ、以下のように表示されました:

Fliteのグローバルゲートウェイを展開した状態のスクリーンショット。「Rest of the World」「Rest of Europe」といった項目が見える

これを見れば、グローバルゲートウェイのメニューにおいて国旗の表示に拡張性がない理由を、よくご理解いただけると思います。要するに、地域に特化したサイトを作るとき、ありもしない国旗が必要となることが少なくないのです。例えば「North America」や「Americas」、あるいは私の一番嫌いな「Rest of the World(その他の地域)」がこれに該当します。

こうした難問を回避する簡単な方法は、完全に国旗を削除することです。

これは、あなたが思うよりずっと簡単なことです。Appleはそれを実行しました。過去5年間のあいだに、多くの企業が国旗の掲載を取り下げています。

もし、あなたの勤務先でUI要素から国旗をなくさせるのにもっと情報が必要なら、5月26日に開催される私のオンライン授業、Lead the World to Your Websiteをチェックしてみてください。

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書籍「グローバルWebサイト&アプリのススメ」

米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」より、グローバルサイトWebサイト運用に関する記事を翻訳してお届けします。

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