2024年版Webグローバリゼーション・レポートカードが選んだ上位25サイト

(この記事は、2024年2月23日に公開された記事「The top 25 global websites from the 2024 Web Globalization Report Card」の日本語訳です。)

20年前、Wikipediaにはわずか数年の歴史しかなく、12くらいの言語で利用可能でした。

今日、Wikipediaは300以上の言語に対応し、2024年版Webグローバリゼーション・レポートカードにおいてトップに躍り出ました。総合トップ25サイトを以下に示します:

  1. Wikipedia
  2. Airbnb
  3. Google
  4. Bosch
  5. Nestlé
  6. Coca-Cola
  7. Philips
  8. Adobe
  9. IKEA
  10. Volvo Cars
  11. DHL
  12. Spotify
  13. Canon
  14. Microsoft
  15. John Deere
  16. Apple
  17. Deloitte
  18. 3M
  19. The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints
  20. Ford
  21. Netflix
  22. TripAdvisor
  23. Pfizer
  24. Uber
  25. Tesla

Wikipediaは、多国籍企業でなくとも世界とうまくコミュニケーションできることを、改めて証明しています。世界に通用するテンプレートを制作し、あらゆる人々のために情報を創造・公開するというミッションを共有する、情熱的なコンテンツクリエイターや翻訳者を世界中から集めるだけで良いのです。

Airbnbが2位を維持したのは、顧客向けの自動翻訳(現在は生成AIとして知られる)への投資によるところが大きいでしょう。おそらく今年中には、旅行分野で同じようなコンテンツモデルを立ち上げる企業が他にも出てくるのではないでしょうか。ご期待ください。

上位25サイトのリストに目を通せば、テック企業ばかりが上位を独占しているわけではないことに気づくでしょう。BoschIKEAJohn DeerePfizerといった企業にお気づきでしょうか。私が20年前にレポートカードを作り始めた頃は、ハイテク企業が上位を独占していましたが、今は違います。

上位のリストに新たに加わったうちの一社はTeslaですが、最近になってグローバルゲートウェイが改悪されなければ、もっと高い順位を獲得していたかもしれません。

これら25サイトに限れば、平均58言語をサポートしています。

これは、調査対象となった全150サイトの平均である34言語より、かなり多い数字です:

平均サポート言語数の変遷を表したグラフ。2004年に12言語、2008年に20言語、2012年に26言語、2016年に31言語、2020年に33言語、そして2024年に34言語と増加してきた。

純粋にサポート言語の数だけで、上位にランクインすることはできません。最高のグローバルWebサイトの1つと見なされるには、4つの主要分野で優れている必要があります:

  1. グローバルリーチ(言語): インターネットはコンピューター同士をつなぎますが、人と人をつなぐのは言語です。この分野で満点を獲得するには、Webサイトがアメリカ英語を除き50以上の言語をサポートしている必要があります。
  2. グローバルナビゲーション: ユーザーがローカライズされたWebサイトを見つけられない場合、そのサイトは存在しないも同然です。だからこそ、グローバルナビゲーション(「グローバルゲートウェイ」)が重要なのです。
  3. グローバル/モバイル アーキテクチャ:Webサイトのデザインは、グローバルに一貫性を保ちながらも、ローカルなコンテンツや機能を可能にする柔軟性を備えていなければなりません。加えて、デザインはモバイルデバイスやユーザーの利用シーンに適応しなければなりません。グローバルな一貫性は、ユーザーが.comサイトとローカルサイトを行き来する際、信頼できるブランドや体験を提供するだけでなく、より効率的な管理をも可能にします。グローバルな一貫性に加え、モバイルデバイスのユーザーにも同様の(またはそれ以上の)体験を提供できるよう、サイトを構築する必要があります。レスポンシブデザインを採用するなど、モバイルデバイスでの閲覧に最適化すべきです。モバイルアプリは必須ではありませんが、アプリが利用できる場合は、デスクトップ向けのWebサイトと同等の言語サポートを提供する必要があります。
  4. ローカリゼーションとソーシャル:コンテンツはユーザーの国や文化、コミュニティに合わせてローカライズすべきです。ユーザーのために、すべてのWebサイトにわたってすべてのコンテンツを翻訳しなければならないわけではありませんが(そこまでする企業は稀です)、ポジティブな体験をするのに十分なコンテンツを翻訳する必要があります。言い換えるなら、ユーザーが製品やサービスを十分に理解し、購入をしたり、カスタマーサポートに問い合わせたりするのに十分なコンテンツを、自分の言語で見つけることができるかということです。さらに、現地のモデルを採用するなど、ビジュアル表現はローカライズされているでしょうか?また、ソーシャルメディア向けのコンテンツがユーザーの言語でサポートされ、ローカルサイト上で目立つようにすべきです。最後に、Webサイトが自動翻訳を使用し、コンテンツを未翻訳のままにするのではなく、ユーザーが必要に応じてコンテンツを「アンロック」できるようにしているかどうか確認します(Airbnbを参照)。

グローバルサイトのリーダーや主要トレンドについては、今後数週間のうちに、より多くを共有するつもりです。

2024年版Webグローバリゼーション・レポートカードの詳細をぜひご確認ください。

2024年版Webグローバリゼーション・レポートカード

Information

書籍「グローバルWebサイト&アプリのススメ」

米国Byte Level Research社の許諾を得て、同社が運営するWebサイト「Global by Design」より、グローバルサイトWebサイト運用に関する記事を翻訳してお届けします。

ミツエーリンクスのグローバルWebサイトソリューション

グローバルビジネスを支えるWebサイトにグローバルスタンダードな品質を提供する、各種サービスをご紹介します。