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UX Blog

UXデザインの国内外の最新動向をお伝えすると共に、弊社内の日々の業務や勉強会/イベント等で得た学びや、考察したことについて共有して参ります。当Blogの更新情報は、Twitter経由でも配信しています。興味のある方はぜひ、@mlc_uxをフォローしてください。当Blogへのご意見・ご質問は、Twitter経由でも受け付けております。

「IA Meetup Japan featuring IAS17」を開催しました

UIデザイナー 酒井

「IA Summit 2017」について、自身の考えを交えて報告

2017年4月13日、当社ブレイクルームにてIAAJ(Information Architecture Association Japan)主催による「IA Meetup Japan featuring IAS17」が開催されました。このイベントでは、株式会社コンセントの長谷川氏、中垣氏、森部氏、河内氏、三菱電機株式会社の森岡氏、楽天株式会社の深美氏、村松氏、株式会社インフォバーンの井登氏、そして当社のインフォメーションアーキテクトである前島が登壇。2017年3月22日からカナダ・バンクーバーで開催された「IA Summit 2017」の様子を、スピーカーが自身の考えを交えながら報告しました。


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IA Summit 2017開催!今年のテーマはAI!?

インフォメーションアーキテクト 前島

インフォメーションアーキテクチャのグローバルカンファレンスとして毎年北米エリアで行われるIA Summitが今年も3/22から開催されます。

18回目を迎える2017年のIA Summitの開催地はカナダ・バンクーバー。テーマは「Designing for Humans」で、副題は「IA, meet AI.」です。

昨年米国アトランタで開催されたIA Summit 2016では、JJG(Jesse James Garrett)によるクロージングプレナリーで、これから私たちはUser Experienceを超えて"Human Experience"としてユーザー体験を理解することと"Humanity(人間らしさ)"の実現を説きました。

昨今のAIやディープラーニング等の進歩は目まぐるしく、いま私たちは"Machine(機械)"と"Human(人間)"の関係性をあらためて再構築し、人々のためのデザイン(Designing for Humans)を見つめ直すタイミングにあるのかもしれません。

興味深いトピックなど弊社コラムや本UXブログで随時取り上げてまいりますのでお楽しみに!

botにUXが必要な理由

インフォメーションアーキテクト 前島

昨年オーストリアのウィーンで"ChatbotConf 2016"が開催されたのをご存知でしょうか?
ヨーロッパエリア初のチャットボットやモバイルメッセージアプリに関する国際カンファレンスとなり、Facebook、Google、Microsoft、IBM、Slack、Viber、LINEなど業界を牽引する企業が一堂に会しました。

AI、メッセージアプリ市場の成長

IBMのCEOであるGinni Romettyは"This era will define the relationship between man and machine.(この時代に人間と機械の関係性が再定義されるであろう)"と言い、本イベントに登壇した同社Christoph Auer-Welsbachは、2020年までにAI市場は700億ドル規模に成長し、顧客とのやりとりの85%が人間を介さないものになるだろうと予測します。 またBI Intelligenceのデータはメッセージアプリの月間アクティブユーザー数が2015年にSNSアプリのユーザー数を逆転し伸び続けていることを示しています。


AIはユーザーの感情面のニーズを扱えるようになってきており、人間の特性である「思いやり」「直感」「創造性」「価値観」「一般常識」などと、機械の特性である「ディープラーニング」「発見性」「大規模数理」「事実確認」などを結合させることで世界を変えるようなAIシステムやソリューションを作り出すことができると話しています。

オンボーディングのUX

Slack社のAmir Shevatは多くのSlack Botが失敗する理由の一つとして、オンボード時のユーザー体験を指摘しています。
例えばSlackチームに新しいbotを投入する際、メンバー全員にダイレクトメッセージを送れば簡単に追加が済むだろうと考えるかもしれないが絶対にそのようなことはしてはいけないと言います。
それはチームに新しい同僚を一人追加する際、どのように彼をオンボーディングすべきかと同様に考える必要があるためです。
まずは最初にやりとりすべき適切な人と接点をもたせ、その後適切なチャネルに追加するなど、
botをSlackに追加された新しい仲間のように扱うことが大事だと言います。

また後半には"どのように私たちはプロダクトを体験しているか?"と疑問を投げかけ、カンバセーションデザインについても触れています。

ストーリーのUX

Wit.aiのMartin Raisonは、なぜ優れたUXがチャットボットに必要なのかと言うと、私たちはコンピューターに人間との会話を教えることはできるが、人間にコンピューターとの会話を教えることはできないからだと言います。
彼は完全な対話型AIは非常にハードルが高いものであるとした上で、フローチャート図を用いたワークフローを定義しストーリーを作ることでユーザー体験を設計する方法を説明しています。

まとめ

Slackの例はbotをまるで人間のように扱い、Wit.aiはbotをプログラミングされた機械として扱っています。あえて対照的なセッションを取り上げましたが、共通しているのはユーザー視点での体験設計が大事であり、カンバセーショナルな(対話型の)UX/UIが今後ますます重要視されてくるということです。

本カンファレンスのすべてのセッションはこちらで閲覧可能ですので是非ご視聴ください。
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