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RPA導入によってWebサイトの運用はどう変わる?

2018年3月2日

株式会社ミツエーBPOコンサル 取締役
山下 徹治

RPAに任せられる仕事とは

RPAとは、PCを使って人間が行っている定型的な業務をロボットが代行することで、業務の自動化・効率化をはかる取り組みです。エクセルやメールなどのアプリケーションだけでなく、ブラウザやクラウド、基幹系の業務システムなど、さまざまなアプリケーションを横断する作業を自動化できるため、非常に応用範囲が広いのが特徴です。

さて、このRPAをWebサイトの運用やその周辺にある事務業務を対象に導入する場合、ロボットには実際にどのようなことを任せられるようになるでしょうか。

マニュアル化、標準化できる仕事はすべてロボットに

定型的な業務、マニュアル化された業務はロボット化することをぜひお勧めします。場合分けが複数発生するような複雑な業務であっても、場合分けの条件をしっかりと定義すればRPA化が可能です。

具体的な例としては、Webサイト経由のユーザーからの問い合わせの対応や、ニュースリリースのようなテンプレート化されたページの更新などが挙げられます。

現時点で定型化されていなくてもベストプラクティスがある場合は、RPAの導入を良い機会として手順を標準化することも有効的ですし、さらに踏み込んで、RPA化を前提に業務を再設計することで、大幅な効率化が図れる可能性もあります。

リソース不足などで妥協していた業務を人×ロボットで

先ほどは今すでにやっている業務という視点でしたが、次は今できていない業務という視点で考えてみます。Webサイトの運用をしていく中で、もっと人や時間があればやりたいのだけれども、限られたリソースなのでジレンマを感じつつあきらめていたような業務はありませんか。このような業務もロボットの力を借りれば可能になるかもしれません。

例えば重要なことはわかっていても、なかなか十分な対応ができていなかったセキュリティの強化やシステムのメンテナンス、オンライン広告におけるデータ収集や集計、レポーティングの強化など、ロボットが得意なデータ収集や分析、レポート作成といった、いわば人間が判断するために必要な情報の下ごしらえをロボットに実行させ、人間は判断に集中する。また判断した後の処理はロボットに任せるといったように、人間とロボットがうまく協業することで、今まで妥協していた仕事にまで手が回るようになります。

RPA導入による効果

上記のような発想でRPA化する業務に優先順位をつけて一つ一つロボット化していくことにより、Webサイトの運用とその周囲にある雑多な業務は、今とはまったく違ったスピード感と正確性で実行されるようになります。また、Webサイト全体のガバナンスや品質向上も間違いなく達成されます。

一方雑多な事務作業から解放されるWeb担当者さまは、人間にしかできない業務に集中できるようになり、よりやりがいを感じながら仕事をすることができます。

RPAの費用対効果は

RPAはスモールスタートが可能で、他のIT投資に比べて安価に始めることができます。また、RPA化する業務は現在どのくらい時間がかかっているのか、RPAにさせようと思っていることを仮に人が行ったらどのくらい時間がかかるかという視点で見積もりと測定ができるので、費用対効果をはかりやすいという利点があります。結果が出るスピードも速いので、効果があればさらに投資を、効果がなければ傷の小さいうちに撤退をという選択がしやすいのもメリットです。

RPAの未来

現在のRPAは人が行う作業を高速、正確になぞることができる優秀なアシスタントにはなれますが、非定型な業務には適用できません。しかし、AIやコグニティブといわれる分野との連携に関する研究は盛んに行われており、徐々に実用化が進んでいます。数年後には、非定型の業務であっても人間に近い柔軟な判断ができるようになったり、人と対話をしながら業務を遂行するようになったりしているかもしれません。このような技術革新の先に、Webサイトの運用業務がどのように進化していくのか今からワクワクします。

Webサイト運用業務のRPAの検討を進めたい方は、ぜひご相談ください。